現代ではカルテの電子化が一般的になっています

病院やクリニックのカルテと言えば、紙にボールペンなどで記入するタイプが以前は一般的でした。カルテには名前や住所はもちろんのこと、患者の病気や症状、処方薬や治療など、たくさんの個人情報が記載されています。現在はコンピューターが普及し、カルテも電子化され、紙に記入するよりコンピューターに入力することが多くなりました。紙カルテに記入する場合、誤字があれば訂正印を押して修正する必要がありますが、電子カルテはすぐ削除して再入力できます。紙カルテから電子カルテになったことでのデメリットより、患者や医療従事者にとってはメリットの方がはるかに多くなっています。病院は様々な職種があり、職員数が多い職場です。規模の大きな病院は患者数が多く、カルテの記入は時間を割かれる仕事です。病院でのカルテの電子化は具体的にどんなメリットがあるのか、説明していきます。

訂正時に便利になったカルテの電子化

紙カルテに記入する時には、当然漢字を使用して記入します。医師はもちろんのこと、看護師や事務員まで、日本語で記入することが多く、分からない漢字を思い出しながら記入することは苦労します。しかも字を間違ったり、記入する場所を間違えた場合、二本線で消した上に訂正印を押すのが正式な訂正方法です。見た目が汚くなる上に、カルテを保存している限りずっとそのままの状態です。電子カルテは訂正したい時には削除して、再入力するだけで印鑑などは必要ありません。管理などに費用がかかりますが、紙カルテの用紙の費用や印刷費用、筆記用具の費用などが削減できます。入力に慣れると書くよりも時間短縮になります。字が汚い人でも入力する時は関係ありません。このように入力だけでもたくさんのメリットがあります。

病院の職員全員で情報を共有できてより良い治療ができる

患者にとって大切なことは個人情報が守られ、かつ医療従事者が自分の病気に対して同じ情報を共有していることです。もし担当医と他の医師、医師と看護師などが間違った情報を記憶していて、スタッフにより治療に対する方針などの考えが違うと、良い治療ができません。紙カルテを大勢のスタッフで読むことは困難で、せいぜい2-3人しか同時に読めません。一方電子カルテは病院内のそれぞれの端末で同時に同じ患者の情報を見ることができます。レントゲン写真やCTなどの検査画像も見ることができ、病状の確認が本人はもとより、家族や医師などと一緒に見ることができます。電子カルテを開いたままで医師から説明を受けることができるため、本人が十分に納得したうえで治療方針を決定することもできます。このように治療に関しても、カルテ記入に関してもカルテの電子化のメリットはあり、管理も一括して行えるので便利なツールです。